Yukino×Yukino

シンガーソングライター 中嶋ユキノ
料理人 中村雪乃

同じ「N.Y.」のイニシャルを持つ同世代の女性二人が
毎月一つのテーマをそれぞれ音楽と料理で表現していきます。

vol.10
テーマ「街を歩こう」

音楽→「やさしさに包まれたなら」

私の中でウキウキ出来るNO.1ソング

中嶋普段は街を歩く時に音楽を聴きながら歩くことが少ないんですけど、音楽をヘッドフォンで聴いて歩けば、もうちょっと街がきらめいて見えたりするのかなって想像したら、この曲は私の中でウキウキ出来るNO1ソングです!

料理→「フォカッチャ」

犬との散歩は癒しの時間

中村街を歩きながら、というのをイメージしたら、フォカッチャを思いつきました。
大きな形でドンと作るフォカッチャにしようかとも思ったんですけど、一個ずつ丸形のもので、持ち歩けるのも良いんじゃないかと思い、いろんな種類の具を入れて、三種類のフォカッチャを作りました。

中嶋パプリカとズッキーニの入ったものと、ナスとベーコンが入ったものをいただきました。私はナスとベーコンのフォカッチャが好きです。あと、オリーブの実が輪切りに入っていたのがアクセントになっていて美味しかったです。手作りの温かみを感じました。

中村街は友達や家族と歩くことが多いです。あとはやっぱり犬の散歩が多いかな。私にとっての癒しの時間です。
今ってお散歩しやすい季節なんですけど、気持ちがもう夏に向けて動いちゃいます。春になったら、もう夏物出さなくちゃって…。春のその時を考えると言うより、夏に向けての準備でついせかせかしちゃいます。

中嶋最近は、一人で、雑貨を探しながらお散歩しています。一人暮らし始めてしばらく経ちましたけど、まだ自分の部屋、みたいにはなっていないので、時間があるときは街を歩いて、雑貨屋さんとかでお皿や小物を見たりしています。あとは部屋の中に緑をプラスしたいと思っています。ツアーで旅に出るので、花を買っても水をあげられない時のことを考えて、フェイクグリーンを探しています。

*中嶋流、ライブ鑑賞の醍醐味*

全身で全力で楽しみたいから基本は一人でノリノリ。

中嶋最近、ニューヨークからきていたアカペラグループのライブを観に行きました。
どうしても日本の人たちが海外の人たちのライブを観るときって、そのアーティストが好きで観に行っていても、どんな感じだろうと構えてしまう雰囲気があるんですけど、今回は最初から会場全体が盛り上がっているライブで楽しかったです。私の場合、好きなようにリズムに乗りたい、手拍子もしたい、イエーイとかフウーとか言いたいから、一人で行くのが、大好きなんです!他にも一人で来ている人もたくさんいて、その人たちとその場で友達になれそうな感じも好きです。曲が乗りやすく、素晴らしかったから、踊りだす女子たちもいたりして、やっぱり歌っていいな~って思いましたね。

私自身は、日本以外だとアジアでライブが出来ると良いですね。
観に行ったライブで思ったんですけど、主にカバーを歌うグループだったので、自分たちのオリジナルソングを歌うと若干リズムに乗っていたお客さんの動きが減っていた気がしました。でも世界的に有名な曲をやるとみんなまたリズムに乗り出すんです。だから自分も海外でやるとしたら、世界共通の曲を歌うと思います。自分のオリジナルももちろんやるけど、みんなが知っている日本の曲を歌ったら喜ぶだろうなって思いましたね。

*中村流、韓国旅の醍醐味*

人との出会いも旅の予定も行き当たりばったり。

中村最近、また韓国一人旅をしました。韓国の南方の“チョルラナムド”という地域に初めて訪れました。日本でいう関西とか関東とかそういった地域名を指しています。目的は、盛大な花の祭りがあり、一度は見てみたいと思っていたんです。日本では滅多に見かけない花なので、楽しみにして行ったんですけど、なんと、昨日私の家の近所を散歩していたら、歩いて3分くらいの家の庭に咲いていました…(笑)。

今回の旅では、現地の方々と交流できたのがとても大きな思い出になりました。一人ではたどり着けない場所ばかりでした。
旅の計画としては、一週間を予定していて、一泊だけは宿を予約していき、あとは行き当たりばったりです。
釜山を拠点に、現地で出会った食堂のおばちゃんの家に泊めてもらったり、その食堂で隣の席で食事していたおじさんたちにも話しかけてもらって、仲良しになり、花祭りの会場にバイクで送ってもらったりして、気づいたら三日間くらいずっと一緒にいました(笑)。その方々に、地元の知事の様な方まで紹介いただいたり、いろんなところに連れて行ってもらいました。ずっと日本人ではなく、地元の女性と思われていたみたいですね(笑)。
今思うと危ないかもしれませんが、その時は、田舎のお祭りで交通機関が不便なところだったから、言葉通じるし、何かあったら助けを呼ぶことはできるし、色々いい方に考えて…(笑)。
韓国語の日常会話は不自由することはないんですけど、私の今のもっぱらの悩みは、現地の流行のギャグを言えないことです。もっともっとローカルの人たちと日常的に交流したいです!

*LIVE2019「Gradation in Live」*

ピアノの次は、ギターの弾き語りで表現の幅をさらに広げたい。

中嶋この間、バンドライブを見に来てくれて、ありがとう!

中村弾き語りもそうだけど、中嶋さんのピアノ弾きが私は好きです。

中嶋実はピアノは独学なの!
コードとかも知らなかったから、Cはドミソとか、そういったコードを習得するところから始めて、普通の音符譜面は未だ初見では弾けないです。コードでCとかGとか付いていればもちろん弾けるんですけど、その技術はまだないですね。
20代中頃にピアノの弾き語りを始めて、本格的にするようになったのは2010年頃からだったかな。USTREAMで、毎週自分の弾き語り番組をやろうということになり、オリジナル曲とカバー曲を毎週7曲くらい生放送で弾き語るというのがスタートです。そのときにすごい数の曲をカバーしたので、辞書2冊分の厚みのカバー曲ファイルが今もあります。
今はマイギターを手に入れたので、これからはギターも弾けるようになりたい。ピアノだったら、目で見てすぐドレミファソラシドってわかるけど、ギターはそうはいかないのでギタリストってすごいなって思います(笑)。
基本はピアノで弾き語りする曲が多いですが、ギターで弾き語りするとまた違った味を出せるので、表現のバリエーションが広がる気がしています。

中村ライブで動き回っている中嶋さんの姿が新鮮でした。別人のようで、はつらつとしていました。良かったです、すごく。次から次へと曲が始まって、休む間もないのにトークでも全然息切れしてなし、全く疲れた様子もなかったです。アップテンポの曲とか多かったし、傘の演出も素敵でした。

中嶋今回もライブ前に鬼の個人練習を沢山やりました。そこまでしなくてもいいんじゃないかっていうくらい自分を追い込みます。1時間45分のあの一瞬のために、練習を積み重ねていく。個人練習で、事前に息切れしないようにとかいろんなことを全て考えます。
傘の演出は、「雨降りフラレ」という曲で傘を持ちながら歌ったのですが、もともと高校は演劇科に行っていたので、ミュージカルをやっているようで楽しかったです。実は、将来的にはミュージカルにも挑戦したいと思っています!

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